先日、おひとりの入居者様が亡くなられて、
本日、お通夜に参列させて頂きました。

その方は、施設に入居する前はおひとりで生活をされており、
認知症を患ってからは、近所にすむ娘様と妹様が面倒を見ていました。
1年ほど前に娘様から入居相談をされて時には、
「気難しい母なので、すんなり入居してくれるかが不安…」とのこと、
担当の主治医の先生からも、「入居しても1週間もたないよ!」と言われました。

いざ、入居してみても最初のうちは、「家に帰ります。。。」と毎日言っていました。
しかし2週間ほどしたある日、本人より「一生ここに居させてください」と言われ、
その時は本当にうれしかったです。

それから、楽しい時間が流れたのも束の間、
1年後、不運な事に短い生涯が幕を閉じました。

お通夜が終わり、妹様と娘様より、
「社長の施設は本当にいい施設だよ。カームライフに居れて本当に幸せだったと思う。」
妹様も介護の仕事をされていたのですが、その方からも感謝の言葉を頂き、
この仕事をやっていて良かったと思わせて頂きました。

先日も(施設での「死」と「お別れ」 )について
書かせていただきましたが、「死」について当施設は強い信念を持って仕事してます。

先日も職場内研修の「ターミナルケア(終末期)の勉強会」で、職員に話をした、
基本理念として「人は必ず死んでいきます。その人の最後を人生をお世話させていただき、
携わった全ての人が後悔ないようにしていこう!」
「長い人生色々あったけど、カームライフで過ごした数年間が一番幸せだった!」と
思って頂けるような仕事をしよう!
いつ何があってもいいように、毎日を大切にして、満足していただくように心がけています。

今日はとても悲しい日でしたが、ご家族より温かい言葉を頂き感無量でした。

短い間でしたが、こちらこそありがとうございました。
ご冥福をお祈りいたします。

株式会社カームライフ 代表取締役 杉本雄治